コマンド ライン レンダリング(kick)

はじめに

Arnold のコマンド ライン レンダラは kick と呼ばれます。 このレンダラは、.ass ファイルを読み込み、Arnold を使用してシーンをレンダリングし、イメージ ファイルを出力することができます。 また、kick を使用して Arnold のノードを照会し、パラメータや既定値を調べることもできます。 シーンのデバッグにも使用できます。

kick はプラグインのダウンロードに含まれています。 インストールが終わると、kick は Arnold ディストリビューションの bin サブディレクトリに置かれます。

kick の実行

kick を実行するには、最初にシェル(ターミナル)を開きます。 Windows OS の例を以下に示します。

kick は必ず現在のディレクトリからシェーダとプロシージャルをロードするため、他の DLL/SO/DYLIB が多数含まれるフォルダでは kick を実行しないでください。 kick が、各 DLL/SO/DYLIB をロードしてシェーダやプロシージャルが含まれているかどうかを確認しようとします。

役に立つコマンド

以下のコマンドを実行するには、ファイルの 1 つ(cornell.ass など)を「ass ファイルの例」のページからダウンロードします。

「-h」または「--help」は最も便利なコマンドの 1 つです。 このコマンドを使用すると、kick で使用可能なすべてのオプションのリストが表示されます。


「-i」オプションを使用して、.ass ファイルを読み取り、それをレンダリングします。


「-i」 オプションは、厳密には必要ありません。kick は .ass の引数の終了を自動的に認識するため、次のように入力することもできます。


既定では、レンダリング中のイメージを示すポップアップがウィンドウに表示されます。 「-dw」オプションを使用して表示ウィンドウを切り替えることができます。


ジオメトリがピンク色の場合、シェーダへのパスが必要である可能性があります。 これは、「-l」フラグを使用して追加できます。

 

ログ情報は stdout に送信されます。 「-v <n>」オプションを使用して、ログの詳細レベルを増減させることができます(既定の詳細レベルは 1 です)。最も詳細なオプションは 「-v 6」です。

 

「-v 0」を使用してログ出力をオフに切り替えます。

 

出力ファイルにレンダリングされたイメージを保存するには、「-o」フラグを使用します。

 

「-r <width> <height>」オプションを使用して、レンダリングの表示サイズを変更します。

 

Arnold のバージョン番号またはバージョンの文字列全体を出力します。

 

ライセンス サーバの診断情報を出力し、利用可能なインストール済みライセンスと使用中のライセンスをリストします。


アンチエイリアシング サンプルをオーバーライドするには:


拡散反射光の GI サンプルをオーバーライドするには:


プログレッシブ リファインメント モードを無効にするには:


デバッグの目的で、テクスチャ、ライト、シェーダ、モーション ブラー、サブディビジョン、ディスプレイスメント、SSS などの機能をグローバルに無効にできます。


次のコマンドを使用してカスタム Arnold ノードをダイナミック ライブラリ(.dll または .so)からロードすることにより、それらのノードをインストールできます。


また、次のコマンドを使用して、インストールされているすべてのノード(ビルトインと動的ロードの両方)のリストを取得できます。


「-info」を使用してノードを検査できます。


あるいは、特定のパラメータに関する詳細情報を取得できます。


 

「-set」コマンドを使用して、ノードの任意のパラメータをオーバーライドします。

 

 

 

特定のタイプのすべてのノードのパラメータをオーバーライドします。

 

有効なライセンスが見つからない場合は、ウォーターマークを使用してレンダリングするのではなく、kick のレンダリングを中止させることができます。

 

複数のパラメータをオーバーライドするには:

インタラクティブ モード

インタラクティブ モードでレンダリングするには、「-ipr q」オプションを使用します。 これにより、シーンを(非常に大まかに)ナビゲートし、さまざまなデバッグ シェーディング モード(フラット/スムーズな法線、UV、ワイヤフレームなど)に切り替えることができます。:

  • 選択したインタラクション モード(Quake コントロールの場合は「q」(WASD)、Maya コントロールの場合は「m」(Alt + Mouse))を使用して、ナビゲート(パンまたはズーム)します。
  • 「[」と「]」キーを使用してイメージの露出の増減を設定します。
  • 既存のシェーダを無視するには、レンダリング ウィンドウをクリックして、小文字の「i」を押します。シーンのシェーダに戻すには、大文字の「I」キーを押します。
  • macOS および Linux: さまざまなデバッグ シェーディング モードを切り替えるには、数字キー(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9)を使用します。


 

 

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